創立100周年を迎えて

創立100周年を迎えて

認定こども園 ももはな
園長 村上 敬子

 令和4年9月 認定こども園“ももはな”は創立100周年を迎えました。  創立当初は、経済も乏しく日本中誰もが貧困な中に在った中で、設立創始者は「国家の繁栄は、第一に教育に在って、その根底には幼児の教育が最も重要である」との信念を持って幼稚園を興津中宿(現、興津中町)に大正11年9月に設立されました。  それから100年が経ち、時代と共に園を取り巻く環境は変化していますが、その信念は今でも引き続き守り続けています。  子ども一人ひとりの個性を大切に「明るく元気な子、やさしく思いやりがあり、自ら考え工夫し意欲的に取り組む子」を園目標に大きく成長することを願いながら、子どもに寄り添い子どものためのこども園を目指していこうと思います。  初めての集団生活への第一歩、子ども達も保護者の方々もここから沢山の「であい」を生みながら、毎日ゆったりと流れる時間の中での「ふれあい」、そして子ども達自らが楽しさや喜び、時には心の葛藤がありますが、日々多くの経験をできる環境を何より大切にし、これからも子ども達と感動や大切な何かを常に「わかちあい」成長し続ける場所でありたいと思います。  そんな思いから多くの方が集える場所、次への第一歩を踏み出せる場所として、今年度、園庭の一角に「コミュニティー広場」をつくりました。今まで、入園式に満開の桜でお出迎えをしてきた大木はなくなりましたが、また新しいであいがここから始まってほしいと思っています。  今後も未来の担う子ども達のために、教職員も一緒に夢を追い続けると共に、また園を支えてくださる保護者の皆様と地域の方々に感謝を申し上げ、これからも歩んでいきたいと思います。

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