私は、この４月に前園長から引き継いだばかりの新米園長です。今までと同じはずの園生活が、すべて新しく見えた４月。まず入園式の園長挨拶にドキドキ。初めて園に我が子を入園させる保護者の方は、もっと期待と不安で胸がはちきれそうなのだろうなと改めて感じた１日でした。 　さて、すべてが新しく見えた４月に菅田将暉の「虹」という曲に出会いました。華やかな感じではなかったのですが、何度か聞いているうちに、もっと聞きたくなり、いつの間にか“推し”の１曲となっていました。 　ユーチューブで配信されている動画は、菅田将暉と若い女優が夫婦となり、二人で一緒に家庭を築き、子どもを産み育てていくシーンが歌とともに流れていきます。これがまた感動です。赤ちゃんの誕生や成長、日々のちょっとしたことに喜びや幸せを感じていく姿に、迷いや不安があってもきっと乗り越えていくであろう二人の姿が、容易に想像されます。孫がいる“ばぁば”の私としては、映像を見ながら応援せずにはいられませんでした。 　考えてみれば、その若い二人は、幼稚園に我が子を入園させる保護者の姿です。新米の園長ではありますが、「保護者の陰となり日向となって子育てを応援していこう」「幼稚園は子育てをささえる場でありたい」と思いました。 　「虹」作詞・作曲　石崎ひゅーい 　泣いていいんだよ　そんなひとことに 　僕は救われたんだよ　ホントにありがとう 　情けないけれど　だらしないけれど 　君を想うことだけで　明日が輝く 　ありのままの2人でいいよ 　陽だまり見つけて遊ぼうよ 　ベランダで水をやる君の足元に小さな虹 　最近、この曲に応援されている自分に気づきました。足元の小さなことにも幸せを感じるっていいですね。