コロナ禍での本園の幼稚園生活

コロナ禍での本園の幼稚園生活

焼津中央幼稚園
園長 今村 千枝

 本園は、私の祖父が創立し、父母から受け継ぎました。園庭には、大きなセンダンの木があり、子ども達を毎日見守ってくれています。  幼稚園には、子ども達や先生方の遊ぶ姿、話し声、笑い声、歌声、そして時には泣き声、賑やかな声が響きわたる場所であると思っています。また、多くの友達と出会い、友達と共に家庭では味わえない経験をしながら成長し、トラブルがおこることによって友達の考えや関わりを学ぶことが出来ることも貴重な場所だと思います。  それが3年前のコロナ禍で変わってしまいました。マスク生活が続く中、人と人の関わりが薄れました。表情を伺うことも難しくなりました。  そんな中でも子ども達は、自分たちなりに友達との関わりを遊びの中で深め、制限のある中で工夫しながら幼稚園生活を過ごしていました。また、遊びや生活を通して見えにくい力がしっかりと育った子ども達です。  マスクでの入園式から3年間、制限ある中での園生活をおくった子ども達がマスクなしで全員揃って卒園しました。  子ども達に何をしてあげたか…どんな経験体験をさせてあげたか…巣立って行った子ども達が、小学校に行き、本園の教育目標『明るく たくましく がんばる子』生きる力の基が育ち、元気で、心が優しく強く、粘り強く頑張れる子を発揮し、どんな環境でも地に足を付けて歩んで行ってほしいと願っています。

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