身近な命

20170301みのる

認定こども園みのる幼稚園

田中邦昌

 みのる幼稚園は自然に囲まれた環境にあり、その豊かな自然を保育の中で大切にしています。ある日、幼稚園に2匹の子ヤギと、3匹の子ヒツジがやってきました。
 それは先生たちからの、子ども達と一緒に元気に育って欲しいという願いと、生き物の命の大切さや優しさ、思いやりが育って欲しいという思いから、子どもたちへのプレゼントです。          
 子どもたちに名前を募集し、ヤギはチャチャとラック。ヒツジはモコ・ユキ・フワと名付けました。
 子ども達が毎日朝夕のエサをあげたり、小屋の掃除をしたりとお世話し、積極的に動物の世話をすることで命の大切さだけでなく、言葉の話せない動物といかにコミュニケーションをとっていくか、自分達よりも弱い生き物に対して優しく接していかなければならないといった心が育んでいけたらと思っています。
 動物たちは幼稚園の裏庭に放牧しており、自由に過ごしています。子どもたちも裏庭にいってはヤギとヒツジと自由に触れ合い、撫でたり一緒に走ったりと楽しんでいます。
 毎年5月にはヒツジの毛刈りを行い、全園児で刈った毛を洗い、天日干しし、その毛で遊んだり作品作りを楽しみます。自分達がお世話をし、一緒に遊ぶヒツジさんたちの毛を手に取って見る子どもたちは、顔に付けたり、匂いを嗅いだりと本当に嬉しそうです。
 また、自然の中でヒツジやヤギと触れ合うことで普段とは違った発見もあります。好きな草や実はどれか、ヒツジやヤギのうんちを見て異常はないか、些細な事でも自分達の発見を記録し、それをみんなで共有していくことで、子どもたちが動物たちのお世話に関わり一緒に育っていけるのではないかと考えます。ヤギやヒツジたちと一緒に遊び、普段の園庭では発見できない「遊び」へと発展していき、そこに遊具や設定された環境ではない子どもならではの『本当の姿』があるのではないかと思います。
 これからも子どもたち、ヤギ、ヒツジたちと楽しく過ごしていき、たくさんの発見に出会いたいと思います。