人は誰かに喜んでもらう為に生まれてくる

1903 リーチェル幼稚園

リーチェル幼稚園

足立 武裕

 私には2歳と7か月の二人の息子がいます。まさに子育て真っ最中、といっても実際は私自身ではなく妻が真っ最中です。私は仕事や地域活動等でなかなか子育てができていないのですが、二人目が生まれてからは、育休も取得したり、なるべく早く家に帰ったり、子供と関わり家のことをやるようになってきました。これも自己評価でして妻が聞いたらまだまだ足りないといわれると思いますが…。
 息子二人の子育てをしていくなかで改めて感じることがあります。それは「人は誰かに喜んでもらうために生まれてくる」ということです。二人の息子たちは私達夫婦をはじめ両祖父母、親戚など多くの人たちを笑顔にしてくれます。上の子のしぐさや行動で、下の子のなんともいえない笑顔で、周りの人々を一瞬で笑顔に変えてくれます。ただそこにいるだけでみんなが笑顔で喜んでくれる、子どもの力ってすごいなと感じます。
 園に通っている子供たちも同じです。子供たちと一緒に遊んでいると本当にたくさんのパワーをもらいます。私自身の気分が少し沈んでいるときでも、子供たちはそんなこととはつゆ知らず、笑顔いっぱいそして元気いっぱいに「おはよう!」とあいさつしてきて遊んでくれます。子供たちと遊んでいるうちに、いつのまにか元気になって一緒に大笑いしています。
 子供が生まれてきてくれたことで、そして子供と生活しているだけで、周りの人たちが喜び、そして元気になる。それを受けて子供自身も喜び、さらにいい笑顔を与えてくれる。そんな不思議なパワーを子供は持っているのです。その喜びやパワーが源となり、大人は子育てにはげみ、親として成長していけるのだと思います。
 子育ては日々うまくいくときもあればうまくいかないときもあります。うまくいかない経験を何度もしながら、それでも子供と向き合い、そして子供と触れ合いながら親も子供も共に成長していきます。人間は人と人との関わり合いの中で育ち成長していくので、乳幼児期の親子や周りの人たちとの関わりや愛着関係が、その後の心身の発育・発達に大きな影響を与えると言われます。確かにそうかもしれませんが、こうしなくちゃいけない、こうあるべきだと、数多くある育児情報に振り回され正しい育児法をしなくてはと、むしろ親が本来持っている子育ての喜びを感じられなくなっている方も多くみられます。子供を育てる喜びは、いろいろな育児情報の中にあるのではなく、目の前にいる子供とのゆったりとした応答的な関わりの中にこそ存在するのではないでしょうか?子供がこの世に生まれてきてくれた日のあの感動と喜びを胸に、正しい子育てではなく、ゆったりとした心持ちで自分らしい子育てができたらいいなと感じます。
 子育て中のすべてのみなさんへ、みなさんは今一生懸命子育てをしています。日々不安もあるでしょうが、実はご自身が思っている以上に頑張っているということに気が付いて欲しいのです。一生懸命やろう、子供のためにもっとよくしようと子供と関わっているみなさんは、実はもうすでに子供たちとのよい関わり方ができているのです。
 「人は誰かに喜んでもらう為に生まれてくる」
 子供は私たちに喜びを与えてくれています。「子育ての喜び」ともいえるでしょう。その「子育ての喜び」を真っ直ぐに純粋に受け止め、子供にかかわるすべての人たちと共有共感し、ちょっぴり自分に自信を持って、自分らしくゆったりと子育てできたらいいなと思います。
 楽しい子育てうれしい育児をともにしていきましょう!!