進む!!ICT革命の時代

進む!!ICT革命の時代

小川幼稚園
園長 浅沼 成之

 私は幼稚園経営の他に寺の住職も勤めていますが、昨年10月に急遽総本山法主猊下より「総本山財務執事」の辞令が下り、現在は静岡と神奈川を往来する日々を過ごしています。小田原駅までは、新幹線を利用していますが、最新型の車両は、装備、乗り心地も抜群で移動時の疲れも軽減され、学生時代に乗車した車輛とは、雲泥の差があると感じました。日本の技術の高さに改めて気づかされました。  昨今はITとかICTという単語をよく耳にしますが、様々な分野でこれらの技術が活用され、より便利で快適に過ごせるようになりました。幼児教育の現場でもこの波は急速に迫っており、日々の出欠確認と健康管理、保護者との連絡機能や通園バスの運行管理、指導要録のデータベース化に物品販売の一元管理等、保育者の負担軽減や保護者の利便性向上の面では、とても素晴らしく今後さらに便利な機能が追加されることでしょう。  私の園でも昨年度末に職員へ一人一台モバイルノートPCを整備し、ICT化へ舵を切りました。全園児の情報は、クラウドで一括管理を行い、クラウドを介し情報を共有することで、進級後の引継ぎ等もスムーズに共有することが出来るため、業務の効率化は格段に増してきたと少しずつ感じています。また、研修報告や園行事等の打合せ事項も紙媒体を使わないため、SDGsにも少しずつ貢献できると期待をしています。しかし便利や快適だけを追求すれば、知らず知らずに人の心と心の繋がりが希薄になり、やがてそこには溝が生じてしまいます。相手の目を見ながら自分の思いを伝え、手と手を取り合い互いの温もりを感じることで、相手の気持ちを理解して心を打ち開けるのではないでしょうか?世の中どんなに便利になっても保育や子育ての根幹は変わりません。今後も職員には、便利や快適の恩恵を受けつつ、幼児教育の根幹を常に意識しながら、相手の気持ちを思いながら保育に励んでもらいたいと願います。  最後にここまで技術が進歩してきた。誰でもよいので早く「どこでもドア」を開発して欲しい!神奈川との往来が飛躍的に楽になるので・・・

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