自然のなかで

自然のなかで

こまどり幼稚園

北條節子

 ゴールデンウィークも終わりの6日、夫の運転で朝霧高原に出掛けました。当日は、名前のとおり、高原は濃い霧に包まれ殆ど視界がさえぎられ楽しみにしていた富士山も見えず、フォグランプを点けて白線を頼りに県境を越えて本栖みちに入りました。ここでも、本栖湖の湖面が見えないほどの霧でした。夫が、「峠を越えると晴れているかも…」といったとおり、峠のトンネルを抜けると、なんと日が差していました。山を一つ越えただけで天気が変わる。こんな不思議なことがあるのですね。
 また、夫の知人が、毎週のように『俳句はがき』を送ってくれます。私も楽しみに読ませてもらっています。さくら、アイリス、石楠花、雪柳、蜂、蟻、亀、馬鈴薯、胡瓜、南瓜の花、雷、風等の発見と表現に共感しています。
 幼稚園では、子ども達の畑活動があります。街中の小さな畑ですが四季それぞれにサツマイモ、ジャガイモ、タマネギ等を栽培し、給食の副食やお泊り保育のカレーライスの材料になったりします。
 11月に種を蒔いたスナップエンドウが、春になると白い豆の花を咲かせ、4月には年長さんがビニール袋を手に、皆で収穫、お母さんへのお土産で詰め放題です。袋一杯に詰め込んで持ち帰る生活力のある女の子もいれば、全く欲のない男の子もいます。
 スナップエンドウを食べたことのないお母さんから、食べたら「美味しかった」のお便りをいただきました。これからは夏に向けてキュウリやトマトを育てます。
 街中の小さな畑ですが、自然大好きな、季節の移ろいを感じる子になって欲しいと願っています。