さきごろ、遠州地区私立幼稚園協会の園長会で台湾の幼児園の視察を行いました。
訪れたのは台北市にある榮星(えいせい)幼児園。1963年創立の同園は、これまでは幼稚園として3歳から5歳までの子どもを対象としてきましたが、今年度から国の政策で「幼児園」となり、2歳児から受け入れることになりました。
園舎は築100年という邸宅を使っており、艶のある床、高い扉など、重厚な雰囲気はとても落ち着いた気分にしてくれる園です。
創設者のお孫さんに当たる曽(そ)主任先生が流暢な日本語で園の概要や教育方針を説明してくださり、一行は「生活即教育」という園の教育方針や大切にしている「自然教育」「音楽教育」「美術教育」について理解を深めました。
その後、園内の各クラスを視察させてもらい、保育の現場を見ると共に子どもたちとの触れあいも行いました。視察後の意見交換会では登園時間や預かり保育について、また保育料など非常に細かな点まで話が弾み、とても有意義な視察研修となりました。