音楽活動について

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静岡若葉幼稚園

園長 若林 啓介

 当園では長い間、年長児による鼓笛演奏をやってきました。演奏は一定の評価が得られ、遠方から当園を選んでくれた方もおりました。例年、9月の運動会での演奏を目標に1学期からパート練習に励みました。

 時代とともに音に関して近隣からも意見があり、幼児の発達の側面から難しさを指摘する専門家の意見等も大きくなってきました。

 音楽は歌、リズム遊び等、情操教育や表現活動として位置付けられています。何より音楽によって楽しい気分になったり、元気になったりして私たち生活の中には欠かせないものとなっています。子どもたちにもその音楽の良さを感じて欲しいと思います。

 先日の生活発表会では歌、劇、合奏を披露しました。コロナ禍が続き練習は充分とは言えない中、鍵盤ハーモニカを持ち帰って練習する子もいて、4歳児でも予想を超える演奏をしてくれました。子どもたちの頑張りに観客の皆さんから多くの拍手を頂きました。

 まだ思うように指先が充分に動かない子もいるので4歳児の合奏は止めた方がいいのではないか。反対に4歳児からの経験が5歳児になって生かされるからやる意義はあるのでは等と職員からも意見が出ました。

 発達には適時性があるように発達年齢に見合った課題を与えることによって意欲的に取り組むことができます。トランペットをやらせたいといってもある程度の肺活量とともに楽器を持つ体格、体力も必要です。まれに素晴らしい才能を持つ子はいても幼児には難しいと言えます。本人がやろうとしない限り無理してやっても伸びるとは思えません。そればかりか音楽自体を避けてしまうでしょう。 
   
 日常、歌を歌ったり、リズム遊びをし、思考力、判断力をはじめ、感受性、表現力を豊かにすることができる音楽はご飯と同じように生活に欠くことのできない大切なものだと思います。乳幼児にとって相応しい音楽活動を今後も続けたいと思います。