「保育を見直す」

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静岡若葉幼稚園

園長 若林啓介

  静岡若葉幼稚園は平成28年に幼保連携型認定こども園になり、5年が経とうとしています。定員は122名の小規模園です。教職員数は以前に比べて4倍に増えました。それは認定こども園として教員配置が決められているからです。0歳児は子ども3人に対して保育者は1人、1~2歳児は6人に対して1人となっています。これでも実際には保育者の数が足らず、当初は「もっと教員を増やして欲しい」と言われ続けていました。移行後の1~2年は戸惑うばかりでした。現在はパート職員を含め25名がいますが、教職員数が増えたことで連絡が届きにくくなったり、保育時間が長く、全職員が集まることができるのは午後6時30分以降であったりします。改善策として、月に1回は職員会議を行うようにしました。少しずつではありますが、情報や連絡事項の共有ができるようになってきたと思います。
 令和3年1月の職員会議では冬休み中に主体的な保育に関する冊子を読み、会議の前までに各自、話し合いたい課題を挙げてもらいました。多かった課題は、「みんなと同じに行動しようと自分で判断できる子」を育てる為には実際にどのようにしたらよいのだろうか。という内容でした。「みんなで一緒にやって、そうではない時は、自由って言うのは、やっぱりメリハリがつかないんじゃないかなって思う」「どんな時に、一斉で、どんな時に自由にするっていう基準が分からなくて難しい」等、議論を交わしました。「若葉幼稚園として決まりを作るべきだ」「好き勝手なことをしていては我儘を助長してしまうのではないか、もっと厳しく接しても良いのではないか」、と意見は様々です。正解はないのかもしれませんが、こうして話し合いを深めていくことで互いの考えを知る機会にもなりますし、保育の質を高めていくことに繋がるのではないかと思います。
 もう一つ、ベテランの先生から1年目の先生まで、それぞれの先生の良い点を箇条書き、または文章で挙げてもらいました。自分は他の先生からどのように見られているかを評価されるようで、それを受け取るときは、「ちょっとドキドキする~」、と漏らす先生もいました。
 個々の先生の良いところを自他共にそれを肯定的に捉え、長所をさらに生かしてもらいたいのが、ねらいでもあります。互いがそれぞれの良さを認め合い、尊重できたら良いと思います。
 共働き世帯が増えていく中、子どもを取り巻く環境が急速に変わってきています。保育認定児が今後も増え続ける傾向にあることから、時代の変化に対応すべく、教職員の育成と子ども理解に努めていくことができればと考えています。